新入社員の融和関係と教育

早期退職を防ぐ教育

早期離職の原因が人間関係となると、厄介な問題ではありますが、未然に防止する手はあります。たとえば、新入社員に業務日報を書かせる、フォローアップ研修を実施する、メンター制度を取り入れるといったことが考えられます。
そして何よりも、受け入れ側の上司・先輩への教育が不可欠です。
最初から仕事が嫌で入ってくる新入社員はいません。むしろ、入社までにホームページ、会社説明会、今まで接した採用担当者、経営者を見て、期待を膨らませて入社してきています。
そうした期待を、職場で失望、早期離職に変えることのないよう、すでに対策を実施している企業でも、形骸化していないか、改善点はないかを点検してみる必要がありそうです。

周りが支援できるような体制をとっておく

 新入社員にとって不安要素の1つとして取り上げられるのが人間関係です。自分より一回り、もしくは二回りも年が違う人と本当にやっていけるのかという不安は、常に付きまといます。
そこで、不安を解消するために皆さんがとるべき行動としては、新入社員を周りが支援できるような体制をとっておくことです。
 例えば、営業で結果が得られないのであれば育成担当や身近にいる先輩社員が新入社員と同行して何がいけないのか、掘り起こしを行ったり、商談の雰囲気をつかみきれていない新入社員に対して一緒に商談の場へ連れて行き、商談の光景を見せると言う事もあります。
また、仕事が溜まっているのであれば手伝ってあげるのも一つの手です。
 ただし、あまりにも過保護にしてしまうと新入社員も付け上がり、仕事をしなくなる危険性があります。そのため周りではいつでも支援ができるような体制を取りつつ、基本は新入社員に仕事を行わせるようにしましょう。

新入社員が抱える悩みの主な原因

自信喪失

スキルギャップに悩み、自信を徹底的に失っていたり、同期の状況が分からず、自分だけ遅れているのではと不安を感じることが主な原因です。

他責的に不満を持つ

上司・組織など自己以外の者に対して、強い不満を持っていたり、1年目で会社を辞めることに対して躊躇を感じているが、本音では辞めたいと思っていることがあります。

危機意識不足

明らかに「数」をこなすことが少ないことに気づいていなかったり、危機意識が不足し、誰かがやってくれると思っています。

新入社員の具体的なフォローアップ方法

入社後1年程度経過した新入社員の意識のばらつきを是正し、仕事に対する考え方、セルフマネジメント力をつけさせるための研修において、よく用いられる手法についてご説明いたします。

自己認識

自分の現状理解を通して、変革するべきポイントに気づかせます。受講者自身の納得度が高く、高い効果を期待できます。

入社後の体験の振り返り

ワークシートに、できごとや感情、成功体験、失敗体験を時系列で記載し、入社からこれまでの経験の棚卸しをさせます。時間をかけてじっくりと取り組ませることがポイントです。

モチベーション曲線

ワークシートに、時系列で受講者自身のモチベーションがどのように変化したか、曲線を描かせます。どのような時にモチベーションがアップまたはダウンしたかを理解させることが狙いです。モチベーション曲線にはライフラインなど多様な呼称があります。

周囲の声を聞く

手紙などで上司や先輩の声を受講者に伝えます。受講者が研修の目的を十分に理解していない場合、マイナスの効果を与える可能性があります。また、上司・先輩のメッセージをコントロールしないとネガティブな内容が伝わることもあるため、注意が必要です。他者(上司など)からどのように見られているかを理解させることが狙いです。

仕事シミュレーション

研修中に業務疑似体験を行い、その結果(やったこと)に対してフィードバックを行います。現時点での受講者の状況を自己理解させることができます。

体験の共有

他受講者と体験を共有することにより、自己の立ち位置を理解させます。振り返り系の研修では、必ず取り入れられている手法です。

体験振り返りの共有

受講者1名当たり10分弱で、入社後の体験談を話し、他受講者からフィードバックをもらいます。他受講者(同期が一般的)の状況理解やフィードバックによる気づきが狙いです。

将来像の構築

研修終了後、中期的な時間軸の中で「ありたい姿」と「アクションプラン」を描くことにより行動につなげます。

アクションプランの構築

年表型のワークシートやカレンダーなどを用いて、将来のあるべき姿とそれを達成する方法を考えます。将来像を明確化することにより、行動プランの具体化を図ります。

将来像を同期と共有する

ディスカッションや紙に書いて交換するなどにより、将来像を同期間で共有します。行動プランを同期と共有することにより、実行強制力を高める効果が期待できます。

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