採用コストと削減方法

採用コスト

会社の存続と組織の強化を図るためには、人材の確保が必要です。

事業を新しく展開する際や、既存の事業を強化する際にも人材は必要になってきます。

人材不足は会社存続の危機につながる恐れがあるため、多くの企業は一年を通じて、新卒採用や中途採用を行っています。しかし、人材の確保には相当なコストと時間がかかります。

採用コスト削減

この「採用コスト」とは、企業の存続と発展のために必要不可欠な「人材を採用するための経費」=採用費のことです。

採用コストは新卒採用と中途採用、さらには管理職やエンジニアなどのハイスペック人材、外国人などのグローバル人材など「求める人材」のタイプやや労働市場の状況などによって変動するコストです。

自社が1人当たりいくらの採用コストをかけているか知りたい場合は、採用にかけた費用を項目別に算出し、その総経費÷採用した人数で計算することができます。

平均的な1人当たりの採用コストは新卒採用で50万円ほど、中途採用で80~300万円程度と言われています。

 採用コストの相場

さて、採用コストとして各企業がいくらかけているのかも気になるところです。

採用コストを抑えて優秀な人材を確保したければ、費用対効果を見据えて採用戦略を練ることが課題となります。採用コストは欲しい人材や手法によって違いが出てきます。目的別に採用コストをご紹介します。

新卒採用

新卒を多く採用したい場合、採用コストは多額になります。

2016年新卒採用に関する「マイナビ企業新卒内定状況調査」によると1社当たりの新卒採用費総額の平均は556.0万円、1人当たり45.9万円となります。

新卒採用コストで注目すべきは、欲しい人材と企業の特性によってはコスト高を考慮する必要があるという点です。

例えば「理系の優秀な学生が欲しい」場合は採用コストが多くかかります。

また、無名な企業は有名企業に比べると優秀な人材が集まりにくいため、採用コストが上がる傾向にあります。

中途採用

即戦力となる中途採用の場合は、業種・分野により採用コストに差があります。

業種別に中途採用を見ると、「流通・小売」「サービス・インフラ」業界は人材の需要が他の業界より高いため、採用コストも高くなります。

しかし「広告・出版・マスコミ」や「金融」は、転職希望者に人気が高い業界なので、採用コストが低く済みます。

なお、中途採用のコストでは広告費用約227万円、人材紹介費用約561万円、1人当たりの求人広告費は約40万円とのデータがあります。

採用コスト高はエンジニアなどの技術者

職種別に採用コストを見ると、特に採用コストが高いのはエンジニアに代表される技術職の人材です。

機電系、IT、建築・土木の技術者は需要と供給のバランスが悪く、常に人材が不足しているので採用コストが高額になりがちです。

また、技術者に関わらず、求める分野に精通している人材ほど絶対数が少なく、市場にいる期間も短いため、必然的に採用コストが上がってしまいます。

採用コストでは広告費が最も高い

採用で最も費用がかさむのは転職サイトなどの求人媒体に支払う「広告費」です。

例えば大手求人サイトの場合、2週間の掲載期間で120~150万程度かかります。

各企業とも採用コスト削減を目指し、広告費をカットして優良な人材を確保しようと画策していますが、やはり広告費の占める割合が採用コストの中で最も高くなります。

優秀な人材を獲得し、かつ採用コストを抑えるポイント

広告費削減のポイント:PDCAと媒体選定

採用コストの中でも最も費用がかかるインターネット求人などの広告費を削減するポイントは、PDCAと媒体選定です。

ムダな広告費の削減を目標に、PDCAサイクルを用いて求人広告をデータ管理し、広告の効果を測定します。

例えば応募が多く一見効果はありそうに見えるものの、実際の採用に繋がっていない媒体、優秀な候補者からの応募が少ない媒体などは無いでしょうか?

出稿回数、出稿タイミング(時期)、応募者数、応募者のセグメントなどを調べ、効果のある戦略的な広告へシフトさせて、採用コストダウンを図ります。

出稿媒体の見直しも効果的です。媒体費用がカットできれば、広告費を削減できます。現在では、無料または格安の新しい媒体が次々生まれています。

また、こうした優秀な人材の採用に寄与していない媒体の見極めに関して、採用管理システムを使うことをおすすめ致します。

採用の内部コスト:最適化、個性的な手法

採用の内部コストが高い企業は面接時間や面接プロセスの見直しが必要かもしれません。面接や採用に関わる業務のムダやムラを無くし、ムリのない最適化を考えます。

実は人事、総務、経理などの事務部門は生産部門に比べて効率化が遅れていると言われています。

「業務の役割分担をチェックし、役割を明確化して生産性を向上させる」「業務のスケジュールを作り、管理を容易にする」「報告書などを見直し、作成もチェックも容易なものにする」「会議時間を設定し、長引かせない」なども立派な効率化になり、採用コスト削減につながります。

また、人事部の業務を社内で共有することでコスト削減を図るという手段もあります。Yahoo!でも取り上げられ2014年に話題になった面白法人カヤックの「ぜんいん人事部化計画」は社員全員を人事部員にしたことで採用コスト25%カットに成功した事例です。特別な例かもしれませんが、参考になる点も多くあります。

ダイレクトリクルーティングで採用コスト削減

ダイレクトリクルーティングは企業が人材を積極的に取りに行く「攻めの採用方法」です。

人材紹介会社などのアウトソーシングを使わず、自社で人材データベースをやSNSを活用し、採用したい人材を発見して、スカウトから面接、入社までのプロセスを遂行します。

ダイレクトリクルーティングは上手く使えば採用コストを大幅に削減することができる方法です。

人材を発見するために、優秀な人材がその企業に興味を持ってくれるようにような情報発信を行います。

この企業からの情報はいつも面白いと思った人は企業のファンになり、同時に潜在的な人材層になります。そして、この企業の求人なら応募してみようという気になるのです。

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