人材育成のノウハウ

企業における人材育成の意義

経営において「人材育成は大事である」とはよく言われる所ではありますが、改めてその意義について見ていきましょう。

人的資源の有効活用で、企業の生産性を向上させる

「人的資源を活用し生産性を向上させる」というと非常に難しく聞こえますが、古くから日本企業が得意としてきた分野です。

人材育成における基本的な考え方

企業経営において人材を育成する意味

企業経営における人材育成の意味について、ダグラス・ホールは、「企業が戦略目的達成のために必要なスキル、能力、コンピテンシーを同定し、これらの獲得のために従業員が学習するプロセスを促進・支援することで、人材を経営に計画的に供給するための活動と仕組み」と述べています。

つまり、人材育成とは闇雲に取り掛かるものではなく、経営戦略に基づく形でその目的を達成するため、意図的かつ計画的に設計し、推進することが大変重要になります。

ここまで人材育成の意義を述べてきましたが、具体的な手法としては大きく以下の2つです。

  • OJT (On-the-Job Training)
  • Off-JT(Off the Job Training)

人材育成には大きく分けて「OJT」と「Off-JT」があります。

・OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)
On the Job Trainingの略称で、実際に職場という環境で、先輩社員や上司から仕事を通じて仕事に必要な知識・技術を指導・育成する方法です。

・Off-JT(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)
Off the Job Trainingの略称で、職場という環境から離れ、セミナーや人材育成を行っている企業から講師を招き、座学等で知識や技術を育成する方法です。

この二つを上手く活用することで効率良く深みのある育成が成立します。

社外研修

従来、研修といえば留学などを除いて社内を指すケースが大半でしたが、長期短期様々な社外研修が行われています。

長期社外研修の最たるものはビジネススクールへの派遣(一般的には2年ほど)、講義型・相互交流(インタラクション)型様々ですが、近年はインタラクション型に移りつつあるようです。

また、これまでビジネススクールというとフルタイムで学習するスタイルが中心でしたが、夜間開講など、在り方も多様化してきている点も特徴です。

短期研修については会社による費用負担が行われるケースも多く、社内研修では補えない内容を受講する上で役に立つ他、社内常識が通じない場に少しでも身をおくことで客観的に自身を見つめる役割もあり、経験学習の促進に寄与します。

社内研修

社内研修については、社外研修と比較し更に手法が多岐に渡ります。

身近な知識のインプットを目的とした講義形式のものから、近年ではパソコンを用いたビジネスゲーム形式、参加者が双方向でコミュニケーションを取りながら行われるワークショップ形式、職場と近い状況下で意思決定を行い思考力を高めるアクションラーニング形式まで様々です。

人材別の育成方法

グローバル人材(海外派遣員)

昨今のグローバル化に伴い製造業を始めとして、グローバルに展開するケースが増えています。

展開を行う場合、効率的に現地運営を行うための方法として、派遣人員を増加させる動きと、現地で人材を育成し自走を目指すケースが見られますが、現状では現地人材の育成スピードよりも産業機能を海外へ移転させるスピードの方が早く、日本国内で生じている労働力人口の減少や国内での人員採用コストなどを鑑みれば、派遣人員は継続的に求められるであろうことは間違いありません。

しかし、海外派遣スタッフの育成といった際、現地言語に徹しているという企業の方も多いのではないでしょうか。言語以外の点は前任者からの引き継ぎや人員の自己努力に任せてしまっているケースが散見されます。

もちろん、現地言語はコミュニケーションを取る上で不可欠ではありますが、それと同等に重要な点として「現地の文や社会・経済」を知ること、そしてこれを教育しておくことにあります。 アメリカ等、国内に多様な人種・民族を抱える国では、価値観の相違による衝突、それによる生産性の悪化を懸念し、「多様性管理(ダイバーシティ・マネジメント」が事業経営において重要な役割を担っているのです。

ベテラン・経営幹部の育成

ご自身の会社を思い浮かべた際、ベテラン・経営リーダーと呼ばれ組織のトップ層になるほど育成に関しての化学は遅れているのではないでしょうか。

しかし、急速に時代が移り変わる中ではこの層の育成を避けて通る事はできないと感じているところかと思います。

中核人材・経営幹部・経営者が育つ背景は「生涯学習」であり、過去の経験の積み重ねであることが多いため、キャリア形成の要点が書かれた学術書・ビジネス書は汎用性が薄い傾向にあり、伝記のような生まれ育ちにスポットを当てたもののほうが相性が良い傾向にあるとの考え方があります。

いずれにせよ、しっかりと客観情報を踏まえ検討のできる枠組みを設け、時間を掛けた上で十分に吟味することが大切です。

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